タルチレリン(代表的商品名:セレジスト)は、脊髄小脳変性症における運動失調(ふらつき、手の震えなど)を改善する、TRH(甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン)受容体作動薬です。

神経細胞の活性化を促し、症状の進行を抑える目的で、通常1日2回、食後に経口投与されます。
特徴と概要
用途: 脊髄小脳変性症の運動失調改善。
作用機序: TRH受容体に作用し、ドパミンやアセチルコリンなどの神経伝達物質の放出を促進して、脳の神経細胞を活性化する。
用法・用量: 通常、成人はタルチレリン水和物として1回5mgを1日2回(朝・夕)服用。
主な剤形: 普通錠(錠5mg)と、水なしでも飲める口腔内崩壊錠(OD錠5mg)がある。
先発品・後発品: 先発品は「セレジスト錠5mg」。多くのジェネリック(後発医薬品)が販売されている。

注意点
副作用: 主に便秘、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、肝機能障害などが報告されている。
対象患者: 妊娠中や授乳中の女性は避けることが望ましい。
注意: 根本的に治癒させる薬ではなく、症状の改善と進行遅延を目的として使用される。



