マンジャロ 2.5mgの薬剤師による服薬指導の実際。
マンジャロ皮下注2.5mg(アテオス)は週1回投与の注射薬です。
薬剤師による服薬指導では、ハイリスク薬としての安全管理に基づき、専用注入器(アテオス)の正しい操作手順、副作用の初期症状とその対処法、および飲み忘れ時の対応について重点的な指導が行われます。
- 注入器(アテオス)の操作指導
マンジャロは患者自身が週1回、皮下注射する製剤です。薬剤師はデモンストレーション用模型などを用いて、以下の手順を実演・確認します。
手順
灰色のキャップを外し、ロックを解除して、皮膚(お腹、太もも、または二の腕)に垂直に押し当てます。
注入
紫色の注入ボタンを押し、「カチッ」という音が2回鳴るまで約10秒間押し続けます。
廃棄: 針が外に出ていない安全な設計ですが、空き瓶などの頑丈な容器に入れ、薬局へ返却するように指導します。
- 用量と投与タイミング
用量
初回は最小用量である2.5mgから開始し、副作用等を確認しながら4週間継続します。
その後、主治医の判断により5mgへ増量されるのが標準的なスケジュールです。
タイミング
食事のタイミングに関係なく、1日の中でいつでも投与可能です。
ただし、血中濃度を一定に保つため、毎週同じ曜日・同じ時間帯に打つことが強く推奨されます。
打ち忘れ: 次回の予定日まで4日(96時間)以上空いている場合は気づいた時点で打ち、4日未満の場合はその回をスキップします。2回分をまとめて打つことは禁止されています。
- 副作用と生活上の注意点
特に開始初期や増量時に胃腸障害が起こりやすい傾向があります。
主な副作用: 悪心(吐き気)、嘔吐、下痢、便秘など。
指導のポイント
吐き気がある場合は「1回の食事量を減らす」「脂肪分の多い揚げ物などを控える」といった食事の工夫を伝えます。
また、自己判断で休薬せず、症状が強い場合は必ず主治医に相談するよう指導します。
- 保管方法
基本: 未使用時は冷蔵庫(2~8℃)で凍結を避けて保管します。
携帯時: 冷蔵庫が使えない場合でも、直射日光を避けた室温(30℃以下)であれば21日間まで保管可能です。
詳細な手順や動画による確認は 日本イーライリリー マンジャロ製品サイト や 田辺三菱製薬 マンジャロ動画サポート も併せて参照してください。








