薬剤師の免許を持っている場合、直接的に「爆発物」という名称の資格(火薬類取扱保安責任者など)が自動取得できるわけではありませんが、毒物劇物取扱責任者や危険物取扱者(甲種)の要件を満たしやすくなり、爆発物の原料となる化学物質の管理や、危険物の取り扱いに必要な資格を有利に取得・選任できます。
具体的には以下の通りです。
●薬剤師が持つと「爆発物関連」の取り扱いで強みになる資格
毒物劇物取扱責任者(薬剤師免許で無試験取得可能)
特徴: 爆発物の原料となり得る劇物(硝酸、硫酸、有機溶媒など)を扱う工場、研究所、販売業者で必須の資格です。
薬剤師のメリット: 薬剤師免許があれば、申請のみでこの資格(責任者)になることができます。
危険物取扱者(甲種・乙種)
特徴: 消防法上の危険物(第1~6類、特に第5類は爆発性がある)を扱うのに必須です。
薬剤師のメリット: 薬学部で15単位以上の化学に関する授業科目を修得している場合、実務経験なしで甲種の受験資格が得られます。甲種は全ての危険物を扱えるため、製薬工場などで非常に有利です。
●真の「爆発物取扱」に関連する国家資格(別途取得が必要)
爆薬や火薬そのもの(火薬庫など)を扱う場合、以下の資格が必要です。
火薬類取扱保安責任者
経済産業省が認可する国家資格。試験に合格する必要があります。
まとめ:薬剤師が爆発物関連の化学物質を扱う場合
薬剤師であれば、「毒物劇物取扱責任者」の資格を即座に活用し、爆発物の原料となる薬剤の管理業務を行うのが最も一般的かつ実用的なメリットです。
活用先: 製薬会社、化学薬品メーカー、研究所、物流倉庫。
メリット: 高い安全性と化学知識に基づき、テロ等未然防止のための適切な管理(日薬業発第35号)が求められる現場で責任者となれる点。


