ハンタウイルス(英: Hantavirus)は、主にネズミなどの齧歯(げっ歯)類を宿主とするウイルスで、人間に感染すると重篤な疾病を引き起こす可能性があります。
概要
感染源: 野生のネズミの尿、便、唾液などに含まれるウイルスを、ほこり(エアロゾル)と共に吸い込んだり、傷口から接触したりすることで感染します。
主な疾患: 感染すると、大きく分けて2つの病態を引き起こします。
腎症候性出血熱 (HFRS): 発熱、出血、腎不全などを特徴とし、主にユーラシア大陸で見られます。
ハンタウイルス肺症候群 (HPS): 急激な呼吸困難や肺水腫を引き起こし、致死率が40〜50%と非常に高いのが特徴です。
特徴
日本での状況: 1960〜80年代に国内での発生報告がありましたが、1984年以降、日本国内での感染例は報告されていません。
名前の由来: 1970年代に韓国の漢灘江(ハンタンガン)流域で捕獲されたネズミから初めて分離されたことにちなんで命名されました。
予防: 野生動物、特にネズミやその排泄物との接触を避けることが重要です。



