公立病院の約8割が赤字経営である主な理由は、救急・小児・周産期などの「不採算医療」を担う使命や、人材確保による人件費高騰、物価・光熱費上昇、そしてコロナ補助金の終了です。
診療報酬(公定価格)の伸びがコスト増に追いつかず、効率的な経営がしにくい構造的な問題も影響しています。
主な赤字要因は以下の通りです。
不採算・高度医療の担い手: 救急、へき地、小児、高度医療など、多くのマンパワーと時間を必要とするが利益が出にくい医療を担っている。
構造的な高コスト体質: 医師や看護師の確保に苦慮し、採用費や人件費が上昇。また、公務員ルールによる硬直的な運営が効率化を妨げるケースもある。
外部環境の激変: 2020年以降の新型コロナ関連での入院・手術制限や、近年の急激な光熱水費・物価高騰が経営を直撃している。
診療報酬の限界: 収入の大部分は国が定める「診療報酬」だが、増加するコストに対して公定価格の引き上げが十分ではない。
これらの赤字は、自治体からの繰入金(補助金)で補填されているケースが一般的です。



