胆石症は胆のうや胆管に石(胆石)ができる病気であり、胆のう炎はその胆石などが原因で胆のうに細菌感染や炎症が起きる病気です。
胆石症と胆のう炎の違い
胆石症:胆のう内に石がある状態(無症状のことも多い)
胆のう炎:石が詰まり、激痛や発熱を伴う炎症状態
主な症状
右上腹部やみぞおちの激痛(特に脂っこい食事の後)
右の背中や肩に抜ける痛み(放散痛)
発熱(37℃台の微熱から高熱まで)
吐き気・嘔吐
主な原因
脂質の摂りすぎ(コレステロールの結晶化)
不規則な食生活や肥満
胆のうの収縮低下(胆汁がよどむ)
主な治療方法
手術療法(第一選択)
腹腔鏡下胆のう摘出術など
症状がある胆石、急性・慢性胆のう炎
内科的保存治療
絶食、点滴、抗菌薬、鎮痛薬
手術を待つ間、または手術が難しい場合
急性胆のう炎は進行すると胆のうの破裂や腹膜炎など
命に関わる合併症を起こすため、早期の受診が必要です。
薬物療法と薬理学的管理
胆石溶解薬:コレステロール系胆石に対し、ウルソデオキシコール酸(UDCA) が胆汁酸プールを改善して石の溶解を促す。
急性発作(疝痛)の除痛:平滑筋弛緩薬(ブチルスコポラミン臭化物など)や、無効時の [NSAIDs]、ときに [芍薬甘草湯] を用いた疼痛コントロール。
胆のう炎の感染管理:細菌感染を伴う急性胆のう炎では、起炎菌を想定した抗菌薬の投与と肝機能・腎機能に応じた投与量設計。
薬剤師としての臨床考察
薬剤性胆石・肝障害のリスク評価:胆汁排泄に影響する薬剤や、胆石・結晶化を促すリスク因子のスクリーニング。
併用薬・禁忌の確認:鎮痙薬使用時の緑内障や前立腺肥大症などの併存疾患禁忌のチェック。
服薬アドヒアランスと生活指導:UDCAの長期服用における継続支援と、脂肪食を控えるなどの食事指導。








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