老人ホームにおける薬剤師の関わり方は、大きく分けて「施設に雇用されるケース」と「外部の薬局から訪問するケース」の2パターンがあります。
- 働き方の形態
介護老人保健施設(老健)での勤務:
老健は医療提供施設であるため、薬剤師の配置義務(入所者300人に対し1人が標準)があります。施設内の薬局で調剤や薬歴管理、医師・看護師との連携を行います。
外部薬局からの訪問(在宅訪問・居宅療養管理指導):
有料老人ホームやグループホームなどの場合、薬剤師が施設を訪問して薬のセットや服薬指導を行います。これにより、看護・介護職員の薬管理の負担が大幅に軽減されます。
- 主な役割と業務内容
服薬管理とセット業務:
1包化された薬を配薬カートや薬カレンダーにセットし、飲み忘れや誤薬を防止します。
処方内容のチェックと提案:
高齢者に多い「多剤併用(ポリファーマシー)」や、副作用を新たな病気と勘違いして薬が増えてしまう「処方カスケード」を防ぐため、医師に減薬の提案などを行います。
多職種連携:
医師、看護師、介護士と情報を共有し、入居者の体調変化に応じた最適な薬の方針を検討します。
- 求人・年収の傾向
給与水準:
パートの場合は時給2,000円前後からの求人が多く見られます。正社員や再雇用(65歳以上)の場合、年収は470万〜550万円程度が一般的です。
求人の探し方:
求人ボックス や Indeed などの求人サイトで、施設名やエリア(例:大阪府、堺市など)を指定して検索可能です。また、全老健の求人サイト など、業界団体が運営するサイトでも情報を得られます。



