スタチン系薬剤は、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)を強力に下げる脂質異常症の第一選択薬です。
効果の強さで「ストロングスタチン」と「スタンダードスタチン」に大別されます。
- LDL低下作用の強さランキング
(上に行くほど強力にLDLコレステロールを低下させます)
ロスバスタチン(商品名:クレストールなど)
分類: ストロングスタチン
特徴: 最も強力なLDL低下作用を持ちます。水溶性のため他薬との相互作用が比較的少ないのがメリットです。
アトルバスタチン(商品名:リピトールなど)
分類: ストロングスタチン
特徴: 世界中で最も処方実績が多い薬の一つで、心筋梗塞や脳梗塞などの予防エビデンスが非常に豊富です。
ピタバスタチン(商品名:リバロなど)
分類: ストロングスタチン
特徴: 日本で創製されたスタチンです。少量でも高い効果を発揮し、HDL(善玉)コレステロールの上昇作用にも優れています。
シンバスタチン(商品名:リポバスなど)
分類: スタンダードスタチン
特徴: 作用は中程度ですが、古くから世界中で使用されており実績が豊富です。
プラバスタチン(商品名:メバロチンなど)
分類: スタンダードスタチン
特徴: 日本発の世界初スタチンです。相互作用が少なく、高齢者や多くの薬を併用している方に安全性が高い薬です。
フルバスタチン(商品名:ローコールなど)
分類: スタンダードスタチン
特徴: 作用はマイルドですが、肝臓での代謝酵素(CYP)への影響が少なく、副作用が報告されにくい特徴があります。
- 処方頻度・人気ランキング
(※日本国内の処方数ベース)
ロスバスタチン(クレストール)
アトルバスタチン(リピトール)
プラバスタチン(メバロチン)
ピタバスタチン(リバロ)
(※上記に加えて、近年はより効果を高めるためにスタチンと小腸コレステロールトランスポーター阻害薬(ゼチーア)の配合剤(ロスーゼット、アトーゼットなど)の処方数も増加傾向にあります。)
- タイプ別の選び方
LDLを強力に下げたい場合: ロスバスタチン、アトルバスタチン
高齢者や多剤併用(他の薬をたくさん飲んでいる)の場合: プラバスタチン、フルバスタチン
日本発の薬で安全性を重視したい場合: ピタバスタチン










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