薬剤師・お薬専門ブログ (yaku7.jp)

MR拮抗薬は、ホルモン「アルドステロン」の働きをブロックし、主に強力な血圧低下作用、心臓や腎臓の線維化・炎症の抑制(臓器保護作用)を持つ薬剤です。

医療雑記
この記事は約1分で読めます。

MR拮抗薬は、ホルモン「アルドステロン」の働きをブロックし、主に強力な血圧低下作用、心臓や腎臓の線維化・炎症の抑制(臓器保護作用)を持つ薬剤です。

高血圧症、心不全、慢性腎臓病の治療に用いられ、従来の薬(RAA系阻害薬)の下流に作用するため、治療抵抗性高血圧にも有効です。 

主な特徴・メリット

心腎保護作用: 高血圧治療に加え、心肥大や腎機能低下を抑える効果が高い。

第3世代の登場: 「エサキセレノン(ミネブロ)」や「フィネレノン(ケレンディア)」などの非ステロイド型は、従来の薬(スピロノラクトン)に比べ、女性化乳房などの性ホルモン関連副作用が非常に少ない。

カリウム保持性: 利尿作用があるものの、カリウムを尿中に排泄しにくい(低カリウム血症になりにくい)。 

主な副作用・注意点

高カリウム血症: 体内にカリウムが溜まりやすくなるため、定期的な血液検査が必要。

腎機能低下: 特に重度の腎障害患者には慎重投与、または禁忌となる場合がある。 

主なMR拮抗薬の分類

ステロイド型: スピロノラクトン(アルダクトンA)、エプレレノン(セララ)

非ステロイド型: エサキセレノン(ミネブロ)、フィネレノン(ケレンディア) 

特に、糖尿病を合併する慢性腎臓病患者における腎不全進行の抑制(フィネレノン)や、食塩制限が難しい患者の血圧管理(エサキセレノン)など、臓器保護目的での使用が近年特に注目されています。 

登録されているカテゴリー一覧(リアル版)
プロフィール
end
end

ご来訪を感謝です。
サイトを運営する「end」と申します。
大阪府の「堺市(さかいし)」に住んでいます。
現在、病院勤務の薬剤師です。

endをフォローする
医療雑記医療情報病院のお薬
シェアする
endをフォローする