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薬局DXにおける全自動ピッカーと全自動調剤は、従来の「対物業務(薬を探す・分包する)」を自動化し、薬剤師が患者と向き合う「対人業務」へシフトするための核心技術です。

薬剤師
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薬局DXにおける全自動ピッカーと全自動調剤は、従来の「対物業務(薬を探す・分包する)」を自動化し、薬剤師が患者と向き合う「対人業務」へシフトするための核心技術です。

国が推進する「対物から対人へ」の転換や人手不足の解消に向けて、これらICT技術を駆使した「IT薬局(ロボット薬局)」の導入が全国で急速に進んでいます。

  1. 全自動ピッカー(薬剤自動ピッキング装置)処方箋データと連動し、棚から該当する医薬品の箱をロボットアームや小型ロボットが自動で選び出すシステムです。

代表的な製品・システム:BD Rowa Vmaxシステム:日本ベクトン・ディッキンソン社が展開する、直線レールの左右に大型の薬棚を配置した世界展開のシステムです。

Riedl Phasys(リードル・ファシス):イタリアGPI社製のピッキングロボットで、メディカルユアーズ社などが国内のスマート調剤室向けに導入・特許連動システムを展開しています。

DAP with MediMonitor:イトーキ社が開発した、日本の限られた店舗スペースに収まるよう設計された小型ロボット搭載の省スペース型自動ピッキングシステムです。

導入のメリット:過誤(取り違え)の完全防止:バーコード管理された正確な医薬品がデータ通りに払い出されます。

作業時間の削減:イトーキ社の検証では、ピッキング業務時間を最大24%削減し、およそ3人分の働きを1人でこなせるようになります。

定点作業の実現:人間が薬を探して歩き回る必要がなく、受取口の前にいるだけで調剤が完了します。

  1. 全自動調剤(全自動散薬・錠剤分包機)薬の選択だけでなく、粉薬(散薬)の秤量や、患者の服用タイミングに合わせた「一包化」までを人の手を介さずに完結させる技術です。

代表的な機器・メーカー:

全自動秤量散薬分包機 Di-32:トーショー社が提供する、散薬の選択、秤量、配分、分割、分包をデータ入力だけで全自動で行う機器です。

全自動散薬分包機 / 散薬調剤ロボット:湯山製作所(ユヤマ)などが提供する、最も時間がかかり神経を使う粉薬の調剤をロボット化する仕組みです。

導入のメリット:薬剤師を最も負荷の大きい「秤量・分割」の作業から解放します。
経験年数を問わず、誰でも迅速かつ均一で正確な分包サービスを提供できるようになります。

  1. IT薬局(スマート薬局)がもたらす未来全自動ピッカーや全自動調剤機が導入されたIT薬局では、業務フロー全体がデジタル化(DX)されます。

対人業務への100%シフト:調剤作業に追われなくなるため、患者への丁寧な服薬指導、在宅医療への対応、地域住民の健康増進支援などに時間を充てられます。

来局前調剤と待ち時間の解消:電子処方箋のデータとロボットを直接連動させること
で、患者が薬局に到着する前に自動で調剤を終わらせ、待ち時間をほぼゼロにすることが可能です。

AIとの連携:自動調剤だけでなく、中央薬局グループの取り組みのようにAIが患者の過去データから処方量の適正を判断したり、音声からAIが薬歴(SOAP形式)を自動作成するシステムなどとも連動が始まっています。

薬局DXの導入は、機材のサイズや初期コスト、店舗のレイアウト変更がハードルとなりますが、ヤクハピなどの調剤機器比較サービスや各メーカーから、小~中規模店舗でも導入しやすいスリム型モデルが多数登場しています。

プロフィール
パンダ

大阪府の「堺市(さかいし)」に住んでいる現役の薬剤師(パンダ)です。
過去は調剤薬局の開設者&管理薬剤師を30年以上経験しておりましたが、新たに病院薬剤師として勤務しております。当サイトは、自身の備忘録を兼ねて、記憶を綴る個人ブログです。
サイト名:【薬剤師ブログ】yaku7.jp

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