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薬局のレイアウトを設計する場合、法令上の必須要件と実務・福利厚生上の必要室を明確に区別し、それぞれの特性に合わせた動線計画(ゾーニング)を立てる必要があります。

薬剤師
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薬局のレイアウトを設計する場合、法令上の必須要件と実務・福利厚生上の必要室を明確に区別し、それぞれの特性に合わせた動線計画(ゾーニング)を立てる必要があります。

以下に、必須要件の整理、レイアウト構築のポイント、および効率的な動線計画を提案します。

法令上の必須要件と任意設置の整理

    薬局を開設・運営するにあたり、法律(薬局等構造設備規則など)で設置が「必須」とされているのは主に調剤・医薬品管理に関わるスペースです。

    区分該当する諸室法令上の位置づけ・役割法令上の必須薬品庫医薬品を安全かつ適切に保管・管理するために必須(鍵付き、温度管理が必要な場合あり)。

    実務・運営上の必須DI室(医薬品情報室)薬剤師が最新の医薬品情報を収集・管理・分析するために実務上不可欠なスペース。

    福利厚生・利便性の必須
    (スタッフ用)男女更衣室、従業員控室、
    リフレッシュルーム、会議室スタッフのエンゲージメント向上、オン・オフの切り替え、研修やミーティングのために現代の薬局経営において事実上必須。

    バリアフリー・満足度向上
    (患者様・共有用)広いトイレ車いす利用者や高齢者、ベビーカー利用の患者様に配慮したバリアフリー設計(多目的トイレ)として必須。

    ゾーニングと動線計画のポイント

      薬局内の動線は、大きく分けて「患者動線(表)」と「スタッフ動線(裏)」に分離(動線分離)させるのが基本です。

      ❶ 患者エリア(表動線)

      広いトイレ:待合室から直接アクセスでき、かつ調剤室などのバックヤードが見えない位置に配置します。

      車いすが回転できるスペース(直径1.5m以上)や手すり、おむつ替えシートの有無を検討します。

      ❷ 調剤・実務エリア(セキュリティ・クリーンゾーン)

      薬品庫 / DI室:調剤室に隣接させ、スタッフが調剤業務や情報照会をスムーズに行える最短動線上に配置します。

      薬品庫は患者様の目に触れない、かつ施錠可能なセキュリティエリアとします。

      ❸ スタッフエリア(裏動線・リラックスゾーン)

      男女更衣室:スタッフ通用口(裏口)から入ってすぐの場所に配置し、私服から白衣への着替えをスムーズに行えるようにします。

      将来の男女比の変化に対応できるよう、間仕切りの変更が柔軟な構造が望ましいです。

      従業員控室 / リフレッシュルーム:調剤室の緊迫感から完全に解放されるよう、調剤室から少し離れた奥まったスペースに配置するのが理想です。

      休憩中の会話や音が待合室に漏れないよう、遮音性への配慮が必要です。

      会議室:外部の人間(製薬会社のMRや研修講師など)が立ち入るケースを想定し、スタッフ通用口やリフレッシュルーム側から、調剤エリア(セキュリティゾーン)を通らずにアクセスできる配置がベストです。

      プロフィール
      パンダ

      大阪府の「堺市(さかいし)」に住んでいる現役の薬剤師(パンダ)です。
      過去は調剤薬局の開設者&管理薬剤師を30年以上経験しておりましたが、新たに病院薬剤師として勤務しております。当サイトは、自身の備忘録を兼ねて、記憶を綴る個人ブログです。
      サイト名:【薬剤師ブログ】yaku7.jp

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