ゾルピデム酒石酸塩は、主に不眠症の治療に用いられる非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬です。
先発医薬品の商品名は「マイスリー」で、現在は多くの製薬会社からジェネリック医薬品(後発品)が販売されています。
💊 主な特徴と効果
即効性: 服用後、短時間で効果が現れるため、寝つきが悪い(入眠障害)タイプに適しています。
切れの良さ: 作用時間が短く、翌朝に眠気が残りにくいのが特徴です。
作用機序: 脳内のベンゾジアゼピン受容体に作用し、神経の興奮を抑えるGABAの働きを強めることで眠りを誘います。
📝 用法・用量
基本量: 成人は1回5mg〜10mgを就寝直前に服用します。
上限: 1日10mgを超えてはいけません。
高齢者: 体力の低下などを考慮し、1回5mgから開始することが推奨されています。
注意: 服用後に一時的に起きて活動する場合や、十分な睡眠時間が確保できない場合は使用を避けてください。
⚠️ 副作用と注意点
主な副作用: ふらつき、眠気、頭痛、だるさ、めまいなどが報告されています。
重大な副作用: まれに、夜中に起きて歩き回る(夢遊症状)や、入眠前後の記憶がない(健忘)といった症状が現れることがあります。
依存性: 比較的低いとされていますが、長期間の連用により依存が生じる可能性があるため、医師の指示に従うことが重要です。
禁止事項: 重症筋無力症や重篤な肝障害がある方は服用できません。また、アルコールとの併用は副作用を強めるため厳禁です。


