オーグメンチン(一般名:アモキシシリン水和物/クラブラン酸カリウム)は、皮膚、呼吸器、耳鼻咽喉科などの感染症に用いられるペニシリン系抗生物質です。
アモキシシリンが細菌を殺し、クラブラン酸が分解を防ぐことで、耐性菌にも有効な高い殺菌効果(有効率82.9%など)を発揮します。

主な副作用は下痢などの消化器症状です。
主な特徴と効果
配合剤の強み: アモキシシリン(抗菌成分)とクラブラン酸(β-ラクタマーゼ阻害成分)の配合により、薬を分解する酵素を出す耐性菌(ブドウ球菌、大腸菌、インフルエンザ菌など)にも効果を発揮します。
幅広い適応: 呼吸器感染症(肺炎、気管支炎)、耳鼻咽喉科感染症(中耳炎、副鼻腔炎)、皮膚感染症(蜂窩織炎)、尿路感染症(膀胱炎)、歯科・口腔外科領域の感染症などに広く用いられます。
販売名: オーグメンチン配合錠125SS(小児や低体重用)と、250RS(成人用、375mg含有)の2規格があります。
注意点と副作用
副作用: 下痢、軟便、腹痛、発疹、嘔吐などが報告されています。特に下痢は、クラブラン酸の影響でアモキシシリン単独よりも出やすい傾向があります。
禁忌: ペニシリン系アレルギーがある方は使用できません。また、肝障害の既往がある場合も注意が必要です。
併用薬: ワルファリン(抗凝固薬)、ピル(避妊薬)、メトトレキサート(免疫抑制薬)との併用は、作用を強めたり、効果を下げたりする可能性があるため、必ず医師・薬剤師に相談してください。
用法: 通常、1日3〜4回に分けて服用します。
※この情報は2026年3月時点のものです。必ず医師の診断・処方に基づき、指示された用法用量を守って服用してください。
オーグメンチン配合錠(125SS・250RS)は、抗菌薬需要の急増と海外製造所の供給不足により、2023年7月よりグラクソ・スミスクライン社から限定出荷が続いています。
2025年中の通常出荷再開を目指し調整中ですが、現在は全ての医療機関への十分な供給が難しい状況です。
現在の状況と対策
限定出荷の対象: オーグメンチン配合錠 125SS・250RS。
原因: 世界的な抗菌薬需要の増加と、海外製造所での製造能力逼迫。
現状: 医療現場では入荷しにくい、または制限されている状態。代替薬: アモキシシリン水和物錠剤・カプセルなど、他の抗生物質への切り替えが検討されています。




