「需要」の定義(接種数、市場規模、緊急性など)によりますが、現在の動向から特に需要が高い、あるいは注目されているワクチンは以下の通りです。
- 季節性・定期的な需要が高いもの
新型コロナウイルス(COVID-19)ワクチン: 2021年にファイザー製が「世界で最も売れた薬」となるなど、市場規模・接種数ともに圧倒的です。現在は定期接種化が進んでおり、特に高齢者などの重症化リスクが高い層への推奨が続いています。
インフルエンザワクチン: 毎年冬の流行に合わせて、生後6ヶ月以上のすべての人に推奨されるなど、季節的に極めて高い需要が発生します。
- 供給不足により「求められている」もの
MR(麻しん・風しん混合)ワクチン: 一部メーカーの出荷停止や海外由来のはしか流行により、国内で品薄状態が続いています。就学前の定期接種を控えた子供たちを中心に、供給が追いつかないほど需要が切迫しています。
- 新しく導入され、関心が高まっているもの
5種混合ワクチン: 2024年4月から従来の4種混合に「ヒブワクチン」が加わった新しい定期接種として導入され、乳幼児の接種において主流となっています。
HPV(子宮頸がん予防)ワクチン: キャッチアップ接種(過去に受けられなかった層への公費助成)の期限が迫っていることや、男性への定期接種化の検討などにより、需要と社会的関心が高まっています。
RSウイルスワクチン: 2024年に高齢者向けや妊婦向け(胎児の予防)の新薬が相次いで承認・発売され、新しい予防手段として注目されています。
まとめ:
純粋なボリューム(売上や数)では依然として新型コロナやインフルエンザですが、緊急の必要性という意味では供給不足のMRワクチン、制度の変化に伴うものでは5種混合やHPVワクチンが、今まさに需要のピークにあります。




